同性愛者とHIV感染のきっかけ。HIVブログ体験談や初期症状に気づくこと、検査の重要性をまとめました。

「あなたは、セックスした相手のことをどこまで知っていますか?

わたしは今、HIVや性病検査を受けずに不特定多数の人と身体の関係がある人にこの言葉を問いかけたいです。

今回のブログでは、私がHIV検査を受けたきっかけから、検査結果が出るまでの1週間の心情・HIV感染との向き合い方まで色々と感じることがあったのでブログに残しておきたいなと思って執筆したいと思います。

わたしがHIV検査を受けようと思ったきっかけ

わたしは、思春期の頃から同性愛者としてずっと生活してきました。

昔から定期的な性病検査はしてきましたがコロナの影響もあり2年くらいはずっと性病検査をできずに過ごしていたところ、昨年突然知り合いの女装子さんから「HIVに感染した」という一報が届いたのです。

その当時、性病についての意識が薄れていた時の突然の報告ともあってHIVは意外と身近なところにあるんだ、という風に改めて気づかされたことを覚えています。

そして、それと同時にこんなに近くの顔見知りがHIVに感染したなら、常にリスクの高いセックスをする業界に身を置く私も「自分の身にも何か起こっているのかもれない」そんな風に思い、近々検査を受けなければいけないと強く感じました。

それが私の些細で、静かにゆっくりとHIVについて色々と気づかされる検査のきっかけとなったのです。

昔から性病について関心が低いと言われてきた日本人

2022年現在もコロナの影響で多くの人が何かしらのストレスを感じながら生活していると思います。

不思議なことにコロナに感染することは恐れるのに、性病になるリスクについて思いとどまる人はそう多くはありません。

これは、わたしたちがいかに性感染症について意識が低いかを表しているとも言えます。

そしてコロナ禍で性病検査を受けれずにウィルスが潜伏している状態で、知らぬ間に身近な人を性病感染のリスクに晒してしまっている人が多いのも、コロナ禍の性感染症増加の要因だと考えられています。

ほとんどの人が、自分はHIVなんかになるわけがないと思って、その存在すら忘れていることでしょう。

そして、自分が好みだと思う相手に対して、性病を疑う思考を放棄してしまいます。

放棄してしまうのは、生活の中で他人の性感染症を患った体験談を耳にする機会が多くないからだと私は思っています。

でも実際のところは…と言うと、ほとんどの人が性感染症を患ったことを口にしないのです。

つまり、自分の生活の中で性病にかかった人がいないのではなく、知らされていないだけなんだということを認識しておかなければなりません。

だから性病なんて、「セックスしまくっている人たちだけの話」とか思ってしまうかもしれませんが、それは間違いです。

自分と関係を持った人の元カレが性に奔放的(ほうぽう的)な人だったら?

少ししかやりとりしていないのに、その日に関係を持ってしまって、後に乱交に参加していたり、コンドームを使用せずに不特定多数の人とセックスするのが好きな人だということが判明したらどうでしょう?

言葉も交わしたことない人と発展場やハプニングバーで出会い、流れで性交渉した後に”本人が気づいていないだけ”で実は性病保有者だった、なんてことになるとどうなるでしょうか。

これは想像でもなんでもなく、すべて事実としてある話なんです。

一時的な性的欲求を満たしてくれたその人の生活を、あなたはどこまで説明することができますか?

なぜ、このような事を言うかというと、わたしは同性愛者なので自分が性病を患う可能性は異性愛者よりも確率が高いと常に自分ごと化してきました。

世の中では、HIV=同性愛者が患う病気だという認識は間違っているとされていながらも、まったくもって否定できるものではないとわたしは考えています。

なぜなら同性愛者にとって性交渉は身近であり、気軽にセックスできる環境が異性愛者に比べて多いからです。

世の中のみなさんが思っているよりもずっと、同性愛者とセックスの関係や、そのハードルはかなり低いと当事者だからこそ今も感じています。

どんなに表面的にきれいごとを言っても無茶苦茶な性生活を送る人は多いように感じてきましたし、1週間に10人以上と関係を持つ人もザラに見てきました。

そして、同性愛者間では性感染症に非常にかかりやすいアナルセックスをすることが多いので、異性愛者に比べて常に性病リスクに晒されてると言っても過言ではないでしょう。

そしてそんな同性愛者とセックスのできるバイセクシャルも例外ではありません。

感染者に接触することの多い場所感染率をあげる性行為(アナルセックス)が、同性愛者間で性病が蔓延する大きな要因だと私は強く感じます。

自分だけがコンドームをつけてセーフセックスを心がけていても、相手がリスクの高いセックスをしていた場合、たった1回の性行為でゴムをつけていたとしてもHIVに感染する可能性は十分にあります。

自分と関係を持った人のことを詳しく把握していない状況で、もし現在身体に違和感を感じているなら、すぐにでも検査が必要だと私は思います。

HIVの初期症状や気づくきっかけは意外とネットに載っていない

自分の身体に今までにない異常を感じたのなら、それは身体からのサインです。

セックスをした相手が「誰ともヤッていない」「生でやるのはあなただけ」といくら言葉で投げかけてくれても、それが真実かどうかを確かめる術はありません。

でも、自分の身体は嘘をつきません。

自分の感覚を信じて、体調に違和感を感じたら性病を疑ってみてください。

わたしが性病検査を受けようと思ったきっかけは、身近にあった知り合いのHIV感染報告ではありましたが、当時自分の体調や身体の変化に違和感を感じている時が実は数日あり、これは何かの縁だと思いました。

2020年11月頃~2021年6月まで体調が時折すぐれないことが慢性的に続いていて、2021年の6月の中旬くらいから2週間くらい喉とお腹の痛みが続きました。

さらに喉のリンパの腫れが長く続いていることや何度も下痢になることなど、すごく体調に不安を感じていたのを覚えています。

そんな中、6月末に知人からHIVの感染報告を受けた際に”もしかして”と自分ゴトのように考え始めることになります。

でも、実際に検査を受ける当事者になるとやはり「すぐに検査に行こう!」という気には中々ならず・・・

「もしかしたらあの時の…」「過去に感染している機会は多いにあったし…」などの恐怖が頭によぎりました。

「今、この状況で検査の結果を受け入れることができるのだろうか」

「知らなければ、その間だけでも楽しく過ごしていけるんじゃないだろうか」

そんな弱い自分が検査日をどんどん遅らせていきました。

体調不良も続く中で、そんな考え方ではダメだと思い、2021年7月上旬に保健所に思い切って電話をし無料で出来るHIV検査の予約を試みます。

しかし当月の予約枠は満了で、キャンセルも出ていないことから無料検査場での検査は断られてしまいます。

次にその検査場で検査するには1ヶ月も空いてしまうということを告げられ、その頃には体調も少し落ち着いていて、「まぁ1ヶ月後にまた予約できるか確認してみればいいか」くらいに思うようになりました。

しかし、7月中旬くらいにまた身体に違和感が。

喉がまだやっぱり痛くなってくるのと、水のような下痢、そして鎖骨付近などをまたいで胸元に小さな発疹も出来てきました。

あと、舌もなんだか違和感があったので時々スマホのカメラで写真に撮って記録を残していきました。

検査の予約枠がないので無料検査が受けられない間、わたしは身体の違和感や症状から、ネットでHIVの初期症状や感染した結果など、他の方のHIV体験談ブログなどを探し始めます。

ただ、ネットでHIVの初期症状などを調べてもほとんどの人が当てはまる症状ばかりで、リアリティがないことは昔から知っていました。

なので、もっと深く検索したいと思い、とにかく体験談から情報をPICKUPしていこうと色々気になるワードを検索ボックスに入れていきました。

  • HIV 初期症状 下痢
  • 帯状疱疹 HIV
  • HIV 発疹ができる場所
  • HIV 感染したきっかけ
  • HIV 陽性になった時
  • HIV 感染初期
  • HIV なった日
  • HIV もらった
  • 体調不良 HIVだった
  • HIV 無症状 検査
  • HIV 気づくきっかけ

こんな感じで検索していき、有名どころのHIV体験談やブログなどの体験談をかなり見ましたが、みなさんの発信するブログで、HIVになったきっかけなどは意外と載っていません。

HIVの陽性になった後の経過報告は体験談にのっていますが、やはり自分が感染したきっかけなどについてはあまり公言したくないのでしょう。

それは、そうですよね。

辛いことを思い出して、わざわざ発信するなんて私にも到底できません。

また色んな情報を見ていく中で、「誰に移されたか、と特定することは自分がつらいだけだし、陰性に戻るわけじゃないので意味のないことだ」と言っている人もいて、まったく持ってその通りだと思いました。

ネット上に上がってくるHIV体験談ブログだけでなく、掲示板やTwitterなどの声でも検索しまくりました。

Twitterでは同性愛者のアカウントを参考にサジェストで出てくるアカウントを片っ端からたくさん見ましたが、ほんとうに色んな人がHIVの治療を頑張っていて前向きにHIVと向き合われていて私もHIVについての知識がかなり深まったと思います。

HIV陽性者の人の体験談から多かった「HIV感染に気付いたきっかけ」

一番HIVに関しての生の声があるのが、やはりHIV体験談ブログやTwitterでした。

毎日検索していると、HIV陽性者の方々が発信されている内容の中で共通するきっかけ的なものが見えてきました。

明確なきっかけを記載しているわけではないものの、出ている症状やライフスタイルから、ネットで検索してもすぐには出てこないような症状や状況が感染した方の節々に出てきているのが伺えます。

まとめるとこんな感じになります。(もちろん一般的に言われているHIV初期症状などはたくさんありますが、体験談からの傾向は以下だと感じました)

  • 性病に感染していた(とくに尖圭コンジローマにかかっている人が多かった印象)
  • 帯状疱疹が出てきた
  • 一週間以上の微熱
  • 倦怠感や発熱が1~2か月続く
  • わきの下などのリンパ節にしこりができた
  • 下痢が1週間以上続く
  • 突然多くのフケが出る
  • 生でセックスしたことはないのに感染していた(感染のきっかけがわからない)
  • 発展場で遊ぶことに抵抗がない
  • 乱交パーティで性行為をしている(ゴムをつけていれば安心なので複数人で交わる)

これはもちろんHIV感染でなくても出る症状ですし、ライフスタイルに関してもHIV感染を決定づけるものでもありませんが、わたしが色んな情報を見た中で色んな人から節々に出てくる情報をまとめるとこんな感じでした。

とくに疲れている時に帯状疱疹や微熱などはよくあることですが、リンパのしこりや下痢が長期間続くのは、HIVを疑うのが必要だと感じます。

そして私が印象的に感じたのは、尖圭コンジローマ(せんけいこんじろーま)です。

HIVは、他の性病にかかっていると感染率が高まるという話は過去に何度も聞いていました。

クラミジアとか淋病とか、梅毒とか有名どころの性病はありますが、調べていくうちにコンジローマにかかって、HIV検査をすると陽性という結果になった人もいます。

もちろん他の性病からHIV感染を知る人もたくさんいるとは思いますが、私が色々調べて見た情報の中では、コンジローマからのHIV感染発覚が多数出ていました。

というよりコンジローマ以外の性病から発覚したという情報は私が調べた期間では見かけなかったです。

※尖圭コンジローマはHIVの感染を10倍以上にも高めるそうです。

さらに、Twitterや体験談を見ていてやはりHIVは発展場で蔓延しているようにも感じました。

これは偏見かもしれませんが、発展場や乱交パーティで定期的に不特定多数の人と関係を持っていて、感染したきっかけを特定できないという人も多い印象でした。

さらに驚いたのは乱交パーティでも発展場でも性病に気を付けて絶対にゴムをしてセックスしていたという人がHIV陽性が発覚したという話です。

それも、これまでにセーファーセックス(コンドーム利用)しかしていないという発信者が1人ではなく、複数人いたということにわたしは驚きました。

ゴムを使っていても、不特定多数の人とセックスをする危険性というのは多いにあるんだ‥と思ったのを覚えています。

これらの事を知る内に、どんどん自分にも当てはまることが増えていき、私はやはり性病検査をすぐにでも受けなければいけない状況を理解しました。

そして、無料検査の予約を保健所に断られてから10日間くらい上記のことを調べつくした後、また違う検査場を探し、電話で予約問い合わせをします。

幸いにも2つ目の検査場はたまたまキャンセルが出て枠が空いていたので、7月下旬に予約を確定させることができ、わたしは2年ぶりのHIV検査をすることになります。

そもそもHIV/エイズってどんな病気?

ここでHIVとエイズについての基本的な知識をまとめておきます。

今では、色々な医療機関やブログなどで詳しくHIVとエイズの関係について記述されているので、わたしのブログでは端的にわかりやすく説明させて頂きます。

まず初めにHIIVとは、ウィルスの名前です。

HIVとは病名ではありません。

そして、HIVウィルスに感染すると身体の免疫能が破壊されていきますが、それにより下図に示す23の合併症のいずれかを発症した状態のことをエイズ (AIDS)と言います。

真菌症カンジダ症(食道、気管、気管支、肺)
クリプトコッカス症(肺以外)
コクシジオイデス症
ヒストプラズマ症
ニューモシスチス肺炎
原虫症トキソプラズマ症
クリプトスポリジウム症(1か月以上続く下痢を伴ったもの)
イソスポラ症(1か月以上続く下痢を伴ったもの)
細菌感染症化膿性細菌感染症
敗血症
肺炎
髄膜炎
骨関節炎
中耳・皮膚粘膜以外の部位や深在臓器の膿瘍
サルモネラ菌血症(再発を繰り返すもので、チフス菌によるものを除く)
活動性結核(肺結核*または肺外結核)
非結核性抗酸菌症
ウイルス感染症サイトメガロウイルス感染症
単純ヘルペスウイルス感染症
進行性多巣性白質脳症
悪性腫瘍カポジ肉腫
原発性脳リンパ腫
非ホジキンリンパ腫
その他反復性肺炎
リンパ性間質性肺炎/肺リンパ過形成
HIV脳症(認知症または亜急性脳炎)
HIV消耗性症候群(全身衰弱またはスリム病)

 この23の合併症は、健常者が普段の生活をしている時にはかかったり、悪化したりしない病気です。(病名にリンクも張っておきましたので是非飛んでみてください)

HIVウィルスは感染することによって自分が本来持つ免疫力が破壊され、健康な身体の時には患わなかった病気にかかりやすい状態になってしまうのが恐れられいている理由のひとつです。

病名だけ見てもピンと来ない人も多いと思いますので、HIVウィルスに感染し、エイズ (AIDS)を発症した人にどうのような変化が起こるのか私が見てきた実体験を元にお伝えします。

例えば、目に見えないお風呂場のカビなどは、健康な身体であれば触れても皮膚がただれたりすることはありません。

しかしHIVウィルスに感染していて、自己免疫力が破壊されているとお風呂場のカビなどでも皮膚炎を起こすようになったりします。

また、食べ物においても海鮮類や生ものなどを口にすると、口の中の粘膜が病変し、ネバネバした膜を張ってしまったりもするんです。

知り合いで、居酒屋にてお刺身を食べたら口の中に白い膜が張ってきて翌日、HIV検査をすると陽性判定が出た子もいました。

また激しい胃痛に悩まされて、病院に行き内視鏡で胃の中を見ると胃にカビが生えてしまっていて病院の人から「通常、胃には強力な酸が出ているのでカビが生えるなんてありえない。これは一大事です。」と言われ、すぐさまHIVウィルス感染の検査をしたら陽性が発覚したということもあるんです。

このように、HIVウィルスの感染に気付かずに、そのまま放置してしまうと身体の中でHIVウィルスが増殖してしまい、エイズ (AIDS)を発症すると身体にカビが生えたり、食べ物の中にある菌などから病気をもらったりしやすくなります。

そしてHIVウィルスに感染してからエイズの発症までの期間は個人差があるという事も気に留めておきたい点です。

つまりコロナウィルスと同じく潜伏期間があるので、発見が遅れると感染拡大しやすいウィルスとなるのです。

例えば、コロナウィルスがわかりやすい例ですが、コロナに感染した後に発熱やその他の病気を発症すると、コロナウィルス感染が原因で病気を発症したという診断になります。

エイズの発症も、HIVウィルス感染が原因でAIDS(エイズ)という病気を発症したという診断が下されることになります。

ここまでは、病気としてわかりやすいですよね。

ただし逆にコロナウィルスに感染した・・・となっても発熱などが出ない無症状者がいます。

HIVウィルスも同じで、感染した際に無症状で気づかずに過ごしている人がいるんです。

感染してから症状の出ない期間をウィルスの潜伏期間と言いますが、コロナもHIVも潜伏期間が長いウィルスなので、潜伏しているのにそれを知らずに人に移してしまうのがこれらウィルスの厄介なところです。

そしてHIVウィルスの場合は、初期症状が通常の体調不良と似ていて数日で収まるため、単に風邪かな?と思って体調が戻った後、HIVを疑わず普通に生活していく人も多いです。

ただ、体調不良が治ったからと言ってもHIVウィルスは身体をむしばみ続けているので、発症までのカウントダウンは日に日に短くなっていきます。

潜伏期間→初期症状が現れる→数日で収まって普通の体調に戻る→(HIVウィルスが体内で増え続ける)潜伏期間2→エイズ発症

エイズ発症するタイミングは個人差があります(初期症状からそのままエイズになる人もいれば、初期症状がおさまり、数年後にエイズを発症する場合もあり)

しかしながら、コロナウィルスとHIVウィルスの違うところは体内にHIVウィルスがいることで自己免疫を破壊し続け、最終的には必ずエイズを発症してしまうところに危険があると言われているところなのです。

そして、HIVウィルスはご存知の方も多いかと思いますが、完治のための薬がまだ見つかっていません。

HIVの主な感染経路は?

HIVウィルスは、どうやって感染するの?ということもネットに色々載っていますが、ここでも当てはまりやすいパターンを簡潔に書いていきます。

HIVウィルスは血液や精液などの分泌液に含まれているので、それらの接触により感染していきます。

しかし、唾液などからは感染はほとんどしないので、日常生活で他人に感染させることはまずありません。

HIVの感染について大人になってからは、性行為がおそらくTOPレベルでHIV感染経路だと思うのですが、保健所でも言われているのが不特定多数の人と性行為に及ぶこと、そしてコンドームを使用しないセックスを行うことで感染の確率は上がります。

というか、HIVに感染したきっかけを辿っていくと、必ずコンドームを使用しないセックスや不特定多数との性交渉があったと回答する人が多いのが現状だそうです。

つまり結論、HIVの感染経路は主に性交渉です。

性交渉しているすべての人にリスクはあり、異性愛者でいくと風俗に行ってHIVをもらう人もいます。

HIVの感染率は?同性愛者の方が感染リスクがあると言われる件にいて

HIVの感染リスクについて、なぜ同性愛者の方が騒がれているのか…そこに納得がいかない人も多いと思いますが、アナルセックスをする時点でHIVのみならず性病にかかりやすいという事実もあります。

性交渉のパターン10,000回あたりの感染リスク感染確立
アナルセックス(受け手側)138/10,0001.38 %
アナルセックス(挿入側)11/10,0000.11 %
膣性交(女性側)8/10,0000.08 %
膣性交(男性側)4/10,0000.04 %

このHIV感染リスクとHIV感染率を見て、みなさんはどう感じるでしょうか?

感染確立は意外と大したことないかも?と思うかもしれません。

でも、これはあくまでも目安で、実際に日本国内でのエイズ感染状況としては2021年1年間の新規HIV感染者717人・エイズ患者306人(速報値)で合計1,023人だそうです。

つまり1日あたり約2.8人HIV感染またはエイズ発症が判明していることになり、日本全体の累積報告数は33,503人となります。

しかし、これは検査をした対象者のみの数字で、潜伏期間が長く無症状の人もいると考えると氷山の一角にしか過ぎないのかもしれません。

さらに、HIV感染の約80%は男性が占めているのも事実です。

通常、女性器の場合、膣の中は酸性に覆われているので菌などの繁殖をある程度抑えられるようになっていてアナルセックスよりは少しだけHIV感染リスクも低いようです。

一方で、アナル内は腸なので、吸収する機能を備えているため菌や体液などを取り込みやすくなります。

そして、腸の場合は粘膜が非常に傷つきやすいため、アナルを広げる際や性行為の際に小さな無数の傷が出来てしまうことで、相手の我慢汁に含まれるHIVウィルスや、その他の性病に感染しやすい環境が出来上がってしまいます。

生中出しなんて、もってのほか。ということが安易に想像できます。

これらの事実を、アナルセックスに手慣れたころにはみんな忘れてしまうのです。

「これまでも大丈夫だったんだから、これからも大丈夫だ」と根拠のない自信が自分の中に根付いるとすれば、それはかなり危険な状態だと言えます。

そして、ゲイの間では、挿入する側(タチ)は感染リスクが低いと思っている人もいますが、中出しされ他人の精液で侵されたアナルに挿入したり、HIVウィルスにかかっているアナルに生で挿入することで尿道を伝って普通に感染します。

ちなみに、みなさんにも馴染みのある宝くじは100万円に当選する確率が5万分の1だそうです。

つまり、HIVの感染率は宝くじに当たるよりも、きっかけさえあれば容易に感染することを知っておかなければなりません。

HIV検査が陽性と判明した後の行動について

HIV検査を行って、陽性と判明すると以下のような流れで進んでいくことが多いです。

①検査して、陽性反応が出る(この時点ではまだ陽性の疑い)

②確定検査をする(陽性と確定)

➂治療のため検査団体から病院の紹介状を受け取る

~ここまで約1~2週間~

④通院1回目:紹介された病院に通院し、1回目の採血

⑤通院2回目:採血の結果を聞く

~4週間間隔を空ける~

⑥通院3回目:2回目の採血

⑦通院4回目:2回目の採血結果を聞く

→ここでHIV治療について診断書など各種書類を貰う(HIV治療は高額なため診断書をもらい国からの助成制度や障がい者手帳などを利用するため)

~所要:約1ヶ月半~

⑧自治体に障がい者手帳や自立支援医療制度の手続き(窓口に診断書や必要書類を提出)

⑨障がい者手帳や自立支援医療受給者証が発行される

~所要:約1ヶ月~

⑩自立支援医療受給者証を病院窓口に提示

⑪医師の指導により治療薬の決定

⑫投薬を開始し、適切な間隔で通院とウィルス量の確認

~所要:1~6カ月の所要~

⑬適切な投薬により、ウィルス量が検出限界未満になり、性感染リスクが事実上ゼロになる(この状態をU=Uという)

~所要:6カ月以上~

⑭投薬を続け、U=Uの状態を維持する

このような流れをイメージしてもらいたいのですが、障がい者手帳などの発行には意外と時間がかかります。

医師から診断書をもらったら時間を空けずに、手続きをしていってください。

HIV感染、今は死ぬ病気ではない。一番ヤバいのは早期発見できないこと

ここまで、HIVとエイズについて長々と書いてきましたが、最もこのブログで伝えたいことは、HIVの感染やエイズは「死の病気」ではないということです。

今は、HIVの薬の開発も進んでいて、HIVの治療薬を適切に投薬するれば、体内にあるウィルス量を減らすことも、エイズの発症を抑えることも可能になっています。

昔は、エイズを発症するとほとんどの人が亡くなっていました。

実際に20年ほど前は、わたしの知り合いの男性はエイズを発症し、亡くなりました。

当時は、発見が遅れてしまったこともあり、すごくヒドイ状態で、とくに皮膚の病気が一番見ていられなかったです。

全身の皮膚がただれて化膿し、カビが生えているのを見た時は痛そうで、痒そうでそして苦しそうでした。

世の中のHIVのイメージは、まだまだ当時のまんまで止まっているかもしれません。

ただ、今は早期発見できれば、薬でそれらのヒドイ状態を食い止めることができるんです。

大事なのは、発症する前に見つけて手を打つことなんです!

そして、抗HIVの治療薬の進化には、もう一つ希望の光があります。

それは、HIVウィルスを事実上、他人にHIVウィルスを感染させない状態の身体になるU=Uの存在です。

U=Uとは、Undetectable=Untransmittableの略語で、「検出限界値未満=HIV感染しない」ということを表すメッセージで世界共通で使われている言葉です。

陽性結果が出て、適切な投薬を開始した場合、検出限界値未満までHIVウィルスが減るのに通常1~6カ月かかります。

その後、検出限界値未満状態を6カ月以上維持していると事実上、他の人に性行為を通じてHIV感染させることは一切ないという状態になります。

U=Uは科学的に根拠づけられた事実であり、それらはまだ多くの人に伝わっていませんが、HIVはもう、ただ恐怖のウィルスではありません。

つまり、抗HIV治療では、U=Uになることを目標として治療を適切に行っていくことができるので、早期に発見できた場合は、HIVを他人にも感染させない身体にすることができます。

HIVの新しい予防方法、予防薬「PrEP」のこと

HIVに感染した時の治療については、ひとまずU=U状態になることを目標とするというお話をしました。

一方で、数年前から海外でHIVの予防薬「PrEP(プレップ)」の服用も多くの人がしています。

わたしが最初にこのプレップを見たのは、何年前だろう…5年以上前なのですが、アメリカ人のゲイの人にあった時に「ピーアールイーピー」というHIV予防薬を飲んでいるので、HIVの心配はないよ。と見せてもらったことが初めてでした。

まさにプレップでした。

プレップは、セックスする1ヶ月前から同じ感覚で毎日飲むことでHIVに感染しない状態を作ることができる予防薬です。

最近では、プレップを服用すればHIVかからないんだ!と海外から個人輸入したり始める人も多くみかけるようになりました。

ですが、これには大きな落とし穴があります。

プレップは1日でも服用のし忘れがあったり、服用の基準値を間違えているとHIVの予防効果が全くないのです。

さらにPrEPは結局のところHIVの治療薬の一種なので、自分がHIV感染を起こしていることを知らずにプレップを服用し、体内のHIVウィルスがプレップに耐性を持ち始めると新たな変異株が生まれます。

つまり、誤ったプレップの使用により、PrEPが予防薬として機能しない世の中になってしまうだけでなく、通常のHIVの治療薬が効かなくなる可能性さえも出てくるかもしれないのです。

またプレップは高価な薬なため、安易に個人輸入で始めようと思う人がいますが、医師の診断を受けずに自己判断でプレップに手を出し、プレップに耐性を持つHIVウィルスが誕生すると治療を頑張っているHIV陽性者や、HIV陽性者を支えている医療機関、国など全ての人が困ることを忘れないでほしいです。

なのでプレップを服用したいと思った時は、必ず医療機関を受診しHIVに感染していないことを確認してから、医師から処方してもらってください。

U=U状態同士だから、とセックスを生でしてしまっている人も、同じことが言えます。

同じU=U状態でも、それぞれ保有しているウィルスは状態が異なりますよね。

むやみに陽性者同士で無茶なセックスをしてしまうことは身勝手なプレップの使用と同様、新たな耐性を持つHIVウィルスを作り出してしまう可能性があります。

これ以上、HIVウィルスを手に負えないウィルスに育てあげないためにも、私自身、行動を心がけていきたいなと強く思います。

HIV検査結果はもう今この時点で決まっている。知るか知らないかだけの問題。

ここまでブログをお読みくださり、ありがとうございました。

最後に、いま検査をしようか悩んでいる人に伝えておきたいことがあります。

それはHIV感染は死の病気でも絶望でもなんでもなく、早期に発見することができれば今やウィルス量を極限までに減らせる世の中になっています。

そして、さらにHIV感染が発覚したとしても、感染者に対するサポート制度もとても整っていて、適切に治療をしていけば見た目も含め、昔と変わらない生活を送ることができます。

これは本当です。

エイズを発症してからだと、症状が表に出てくるので治療も重たくなりますが、発症する前に感染を見つけることができれば、周りにわかることもなく生活を送ることができます。

なので、とにかく早期発見が本当に大事。

あなたが今、いくら自分ひとりで悩んでいたとしても冷静に考えてみると検査結果自体は変えようがないのです。

今、この瞬間に陽性か陰性かはもう決まっていて、陽性を早く気づけた人だけが手厚い国の制度を利用でき、適切な処置を病院からしてもらえることになります。

結果を知るのが怖いと思っても、遅かれ早かれHIVに感染していたなら必ずエイズを発症します。

悲しいですが、これは変えることのできない事実です。

どちらにしろ発症を避けられないのなら、発症前に薬で抑えてしまい健康な身体を維持していくほうがよっぽど楽なのです。

感染してから、その事実を知らずウィルスにずっと侵され続けていくのか感染機会があった後すぐに早期発見して身体をウィルスから守るのかでその後の人生は大きく変わります。

HIVウィルスに感染しても、人生は簡単には終わりません。

ずっと続くんです。

HIVに感染した事実は変えられなくても、その後の人生は自分の初動で大きく変えることができることをどうか知ってください。

今は、検査所やクリニックに行かなくても自分で検査できる時代です。

HIV検査を病院で有料で受けたり、保健所などの無料検査団体で受けることができます。

ただし、自宅や職場の近くにHIV検査場がない人もいるかと思います。

そんな人は、匿名で出来る郵送型の性病検査キットを利用するのがいいと思います。

誰とも接触することなく自宅で自分で検査できるので、人目も気になりませんし、検査場に電話するのが気持ち的になかなかできない人にもおすすめの検査方法だと思います。

郵送型の性病検査キットを取り扱っている会社はいくつかありますが、性感染症(STD)に特化した病院と提携しながら匿名検査キットを郵送してくれる「予防会」というキットは使いやすいと思います。

医療法人社団予防会自体が販売しているので精度や対応なども安心して利用することができます。

わたしも昔、通常性病検査をやるときは利用したりしましたが、最近はHIV検査の項目も追加されていて、検査場にいく時間がない人には便利だなと思います。

こちらに予防会の公式サイトを貼っておきます。

予防会についてサイト内でまとめてある記事はこちらです

自分の身体の異変は、自分でしか気づけません。

過去半年以内に関係を持った相手は、もしからした無症状のHIV感染者かもしれません。

何度でも言ってしまいますが、HIVは自分に関係がないと思わないでほしいなと思います。

無料検査でも有料検査でも構わないので、とにかく自分の身体の状態を確認してみてください。

自分の大切な人を守るだけではなく、あなたがこれから健康に生きていくためにも早期発見できることを祈っています。

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